田中野菜ブログ

茄子の仕立て

2019年07月15日 自然栽培

本日は田中野菜の茄子の仕立て方(栽培方法)についてご紹介します。

 

一般的に茄子は2本仕立てという、最初に枝分かれした太い2本の茎のみを残し、どんどん伸ばしてその2本の茎に次々と実をならせていく方法が主流です。一方田中野菜では2本どころか15本程茎を残します。茎が多いと葉の量が多くなり、葉が多いと必然的に光合成の量も多くなるからです。肥料栽培では、土に入れた肥料に依存して木と実を大きくします。無肥料栽培では葉が光合成をし、その副産物として糖やアミノ酸を根に送る。糖を餌とする根に住む微生物がお礼としてミネラルを送り返すという自然の共生関係で無肥料栽培は成り立っています。無肥料無農薬栽培では肥料ではなく、自然の循環によって作り出す養分を基に野菜を育てる為、畑に使用した肥料や農薬が川を汚し海を汚す事もありません。ましてや殺虫剤で虫達を全滅させたゴーストタウンになるようなこともありません。茄子一つの仕立て方にも生態系を崩さず、『共存』という考え方で栽培しています。

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