田中野菜ブログ

自然界の肥料~ネギ~

2019年01月12日 ネギ

寒さが増し、霜が降りてきました。

寒くなると野菜の甘みがグーっと増します。

『霜に当たると甘さが増す』

と聞くことがあると思いますが、何故だかご存知ですか?

野菜は自分が寒さで凍らない為に自身で糖分を出します。

体内の中が水分だけだと凍るのですが、凍らない為に糖分を増やします。

砂糖を溶かした水とそうでない水、どちらが凍りにくいか。

それは砂糖を溶かした水です。

野菜も寒さが増すごとに糖分をどんどん出し、凍らない用に自分を守り、そして甘~い野菜が出来るのです。

実際には当分だけではなく、ビタミン達も増やし、凍らない用にしています。

 

写真は畑のネギ。

外側の葉は中心の芽を守る為養分を送り、枯れていきます。

この姿を見ると、次の世代に遺伝子を残そうとする生命力に感動します。

そして、犠牲になった外側の葉が、なんて健気なんだ・・・と涙ものです。

そんな事を思い次に思うのがどうやって食べよう♪です。

人間って薄情(笑)

鍋の季節、この甘~いネギが本当に美味しく、そして暖まりますよね!

寒さは自然界の肥料。

冬野菜特有の甘い野菜作りに必要な大事なエッセンスです。

今日もカイロを貼りまくって作業頑張ります!

 

 

 

  • コメント

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA