田中野菜ブログ
自然界の肥料~ネギ~
寒さが増し、霜が降りてきました。
寒くなると野菜の甘みがグーっと増します。
『霜に当たると甘さが増す』
と聞くことがあると思いますが、何故だかご存知ですか?
野菜は自分が寒さで凍らない為に自身で糖分を出します。
体内の中が水分だけだと凍るのですが、凍らない為に糖分を増やします。
砂糖を溶かした水とそうでない水、どちらが凍りにくいか。
それは砂糖を溶かした水です。
野菜も寒さが増すごとに糖分をどんどん出し、凍らない用に自分を守り、そして甘~い野菜が出来るのです。
実際には当分だけではなく、ビタミン達も増やし、凍らない用にしています。
写真は畑のネギ。
外側の葉は中心の芽を守る為養分を送り、枯れていきます。
この姿を見ると、次の世代に遺伝子を残そうとする生命力に感動します。
そして、犠牲になった外側の葉が、なんて健気なんだ・・・と涙ものです。
そんな事を思い次に思うのがどうやって食べよう♪です。
人間って薄情(笑)
鍋の季節、この甘~いネギが本当に美味しく、そして暖まりますよね!
寒さは自然界の肥料。
冬野菜特有の甘い野菜作りに必要な大事なエッセンスです。
今日もカイロを貼りまくって作業頑張ります!