田中野菜ブログ

サツマイモの凶作

2018年11月09日 自然栽培 サツマイモ

今年のサツマイモは例年の3分の1以下の収量になりそうです。凶作になった原因はつるボケです。肥料も入れていないのに何故つるボケしたのか?様々な要因が絡みあっていますが、全ての原因は7月の豪雨で川が氾濫したことから始まります。以前よりお伝えしておりますが田中野菜では土の中でキノコ菌を育て、キノコ菌が分解した成分をバクテリアが分解し植物の吸える養分に替えて野菜が育つよう循環させています。しかし畑の冠水で湖化した畑では酸素の供給が滞り酸素を必要とするキノコ菌のほとんど死んでしまい、森と同じ畑の循環がストップしたと考えられます。問題はここで死んでしまったキノコ菌をバクテリア無制限に一気に分解することで畑の養分率が上がった事。そしてもう一つの要因として、収穫を早めようと計画し今年より本格採用をした透明マルチの使用透明マルチは温度上昇率が高く微生物の動きを活発にし養分を植物に送りやすくする働きがある頼もしいマルチなのですが、、、

豪雨によりキノコ菌が酸欠死しなければ透明マルチは当たって、時期も早く例年通りの収量が見込めましたが、キノコ菌が死んでしまった今年は透明マルチによる微生物の活性化+キノコ菌がバクテリアに分解されたことによる急激な養分上昇により過剰な養分が供給されサツマイモのつるだけ伸び、実がつかないるつるボケになってしまったと考えられます。

今年は1トン程を見込んでいましたが250kg位になってしまい非常に残念

唯一つるボケが少なかった紫芋!

今年は紫芋も何度か入れさせていただく予定です。

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