田中野菜ブログ

秋冬畑の準備

2015年08月17日 畑の様子

秋冬野菜の畑の準備を進めています。

いかにスムーズに定植までの準備が進むかで秋冬の野菜の出来が決まるといってもいい重要な作業です。

何が重要かというと天気&苗の状態。

この秋冬の畑の準備は特に各作業ごとに必要な気象条件が違います。

秋冬野菜の畑を作る為にまずは2ヶ月休ませていた畑の雑草の粉砕をします。

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晴れた暑い日を狙い、粉砕の作業と粉砕後の雑草を乾燥をさせます。乾燥前の雑草を混ぜると土の中で腐敗して良くない菌が繁殖するため、最低2日は強い日差しの下で乾燥させています。

次に乾燥させた雑草を表層15cm程に混ぜ込みながら耕運です。

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今年は適度に土が湿っていたので、希望通りの仕上がりになりました。耕運するときに土埃がたつほど乾燥している場合は耕運しても雑草が土と絡まない為、耕運作業の前に雨を待つ必要があり、去年も一昨年も天気予報とにらめっこ状態となり大変でした。

耕運が終わると、次に待っているのがマルチ張りです。

秋作のマルチ張りで最も重要なのが畑の水分量。マルチを張った後苗を定植するのですが、例年9月中旬頃までは非常に暑いため、乾燥した畑に苗を植え付けると毎日何千と言う苗に水遣りをしなくてはいけません。定植した苗が死にそうな程乾燥した時はエンジンポンプを使い潅水しますが、水遣りだけで4時間以上かかるので基本ピンチのとき以外はなるべく避けたい作業です。

そこで重要なのが少し多めに湿った状態の土でマルチを張るということです。この状態でマルチをはると基本的には潅水を必要としません。その為、今回も耕運後に再度雨を待ち、土の湿り気具合と相談してベストのタイミングでマルチを一気に張り上げました。

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ここまでくれば、あとは定植作業となります。

定植する苗も1日1日と大きくなり、育苗ポットの限られた土の中で成長しているので土の量に対して苗が大きくなりすぎると根っこが老化します。元気な根を伸ばせず定植後勢いよく成長しづらくなります。その為苗に無駄な負担をかけないよう出来る限り苗が窮屈に感じる直前位を目指して定植するよう畑の段取りを整えます。

そして定植作業、確実な活着を狙い雨の日の前日を狙って定植するようにしています。

という具合に非常に秋の畑の準備は天気が畑の準備の進度に影響します。普段の2倍だろうが、3倍の仕事量だろうが、天気を見て一気に仕事を仕上げます。THEその日が勝負となります。

そして今年のお盆も1人でメラメラ燃えておりました!

周りのお爺さんがコリャ大変だ~と散歩しながら話しかけてきます。

手伝いますか~、とコミュニケーションをとります。

みんな、ははははは、と笑い去って行きます。

定植作業は特に何も必要な道具はいりません。

必要なのは勢いと気合だけです。

ん~今年は順調~!!

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本日の夜の雨が降って活着してくれる事を祈ります。

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