田中野菜ブログ
手軽な薫炭作り
日に日に気温が下がってきています。
野菜の生育状況を見ていると、ジワジワ冬が近づいてくるのを実感します。
土中の温度もグッと下がり微生物の活動が鈍ってきました。
微生物の活動が鈍くなると養分が野菜に運ばれず葉が黄色い栄養不足
の状態になってしまいます。
日中は地面の表層が暖かくなりますが、冬になると表面の3cm程度しか暖まりません。
去年の経験から露地栽培でこの時期に定植すると来年の1月末頃頃に収穫できるサイズ
になります。
これではちょっと厳しいので、色々調べたところ、薫炭を畑に混ぜると微生物の活動が
とっても活発になり、その活動熱で地温が5℃も上がる場合があるとのこと。
冬の5℃・・・、いや~ありえないと思いつつ、もし地温が上昇したらとの思いで始めての薫炭作りをしてみました。
薫炭機と言うものがありますが、今回はお手製ワラ煙突で挑戦しました。
<作り方>
ワラ8束をテントのように重ね、先端で縛ります。
一箇所だけテントの入り口のように開け、その口にワラを突っ込み点火口とします。
その後点火口だけにはモミガラをかけないようにワラを山状にかけていきます。
その後、火をつけワラの中に火が回り始めたら点火口にもモミガラをかけて覆います。
ワラの先端までモミガラで覆い完成。
ワラが一応煙突の役割をしています。
低温でゆっくり火が回りモミガラが炭モミガラになって行きます。
2時間程待ったらスコップで中の炭になった分を外に攪拌させます。
何度か1時間おきに混ぜ、数回繰り返すと完成。
これで、微生物が活発に活動してくれたら冬場の心強い見方になります。