こだわり

01

心地の良い露地畑

瀬戸内海に面した比較的温暖な地域、
そんな山口県下松市の山間部で農業を営んでいます。

畑には太陽がたっぷり降り注ぎ、心地よい風が吹く。
肥料の匂いではなく、土の優しい匂いが漂います。

時に強い日差しや続く雨、強い風。
四季折々の気候の変化に耐えることで、個性の強い野菜へと成長していきます。

02

土の環境を整える

枯れた雑草を畑に返す
そして畑を休ませる

古くから行われている、この2つの方法で肥料を投入せず土作りをしています。

  • 農薬(有機JAS認定農薬を含む)一切使用しません。
  • 化学肥料、有機肥料は一切使用しません。
  • 牛糞・鶏糞等の家畜排泄物を含む堆肥を一切使用しません。
  • 米ヌカ、骨粉、油粕、石灰等も一切使用しません。

素早く安価で量を販売するような栽培方法ではなく、
自然の都合を優先し、じっくりと時間をかけて栽培しています。
近年好まれる、柔らかい・甘いを押し出した野菜ではなく、
しっかりとした味わい・香り・歯ごたえがある野菜を育てています。

03

大切な土壌微生物の存在

納豆には納豆菌、ヨーグルトには乳酸菌といったように
土にも土壌菌というものがあります。
肥料を入れない代わりに、土壌菌の存在をとても大切にしています。

養分化しやすい鶏糞や米ぬかではなく、まず土壌菌の餌となる炭素比が高い固いワラや乾燥した草を畑にいれます。
野菜はこれを吸収することができません。
土壌菌が餌として食べ分解し、ミネラル豊富な養分を生み出します。
自然のサイクルで生み出された養分を、野菜が吸収し育っていきます。
この仕組みを利用することで、病害虫に強く生育過程で農薬も必要がない野菜へと育ちます。
自然のサイクルに乗って育った野菜は、味を操作されることなくたくましく、本来の味を生み出し、個性豊かな野菜へと成長してきます。

土壌菌は私たちにとって『とても大切な仲間』です。

04

種を繋いでいく

田中野菜では3種類の種を使います。

  • 畑で育てた野菜から種を取る自家採取の種
  • 一般に販売されている固定種の種
  • 一般に販売されている交配種の種

種の割合は自家採取、固定種が約8割、交配種の種は約2割程です。

無肥料の畑に適応した生命力の強い野菜を育てることを目指し、
自家採取に力を入れています。
甘味や旨みの特徴がよくでている美味しい品種があるので、
交配種を全体の約2割使用しています。
交配種は種が実らないことが多く、
種を繋いでいくことができない品種も多くありますが、
なるべく種の実る交配種を見つけ育てるようにしています。
また、同じ袋から開けた種でも、
育てる人の思いや育つ環境で違う味、栄養価になると感じています。

野菜それぞれの違った個性が出るように大切に育てています。

05

鮮度

野菜の美味しさを決める要素で極めて重要なのは鮮度です。
収穫後も野菜は、呼吸や水分の蒸発などの生命活動を続け香りや甘味、酸味などが低下していきます。
貯蔵性の高いものや朝取りに適さない野菜以外は、
涼しい朝一番に収穫し、その日の内に農園スタッフがご自宅に配達致します。
宅配便においては、冷蔵便で翌日には宅配業者がお届け致します。
(一部翌々日になる地域もございます)

早採りをせず、しっかり完熟させてお届け出来るのも
農家から直接お届けする良さだと思っています。

商品ラインナップ