田中野菜ブログ

小さなエコ活動

2014年03月05日 農業資材

今日はそら豆やスナップエンドウに使う支柱を切り出しました。

山道を歩いていると数多くの竹や笹を見かけます。

今回切った竹はメダケといい分類は笹になる細長い竹で直径が2~3cm程の支柱にするには丁度いいサイズです。

竹を切るには時期があるらしく、『キロクタケハチ』と農家のおじいさんが言っていました。木は6月、竹は8月に切るといいらしいですが、この8月というのは旧暦の8月らしく晩秋頃のことらしい・・・。ようは、竹が乾燥して締まっているタイミングで切るとその後虫食いが減り竹が長持ちするとのこと。昔は家の一部に竹を使っていてその『キロクタケハチ』の時期に切った竹は100年も保つとのこと!

やっぱりおじいさん達からは学ぶ事が多い。

タケハチの時期はだいぶ過ぎていますが、昨日は消防車が乾燥注意の巡回をしてたので、今も竹は締まっているだろう!ということで竹取りをしました。

うちの畑では竹支柱70%、ホームセンターなどで売っている緑色支柱20%、鉄パイプ支柱10%位の割合で、野菜の種類や支柱の用途で使い分けています。

竹以外の支柱も使いますが、実力NO1は竹支柱で、野菜をくくった紐が節の部分で止まりずり落ちを防止してくれるし、笹の部分はキュウリやゴーヤなどの

ヒゲが笹に絡みネットの代わりになります。なにより虫食いなどでボロボロになっても畑に鋤込むことで土壌改良に役立ってくれます。

使えなくなってもゴミにならず微生物の餌になり、野菜の栄養になり、野菜を食べる僕らの栄養になります。

小さな小さなサイクルですが大切な循環だと思います。

野菜の安定供給をする為に全てを自然の資材にすることは難しいですが、少し手間をかけるだけでゴミ処理場に持っていかなくてもいい自然の農業資材は沢山あると思います。

田中野菜もできる範囲で自然と共存していきたいと思います。

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